文化
(第14話のC.C.の服装についての推察。揺れる電車の中で)
「・・・なんだその浮かれた服装は」
「何だ、何か不満でも?」
「大有りだろうが」
確かに、目立たないように服装を考えろとは言った。
お前の容姿は目立ちすぎるとも言った。
だが、コスプレじみた衣装を着ろとは誰も言っていない。
何だその日常にあるまじき格好は!!!
「だからといってそんな嫌がらせありか?趣味が悪いぞ」
「趣味なんぞどうでもいい。お前の言うとおり目立たなくしただけだ」
「どこがだっ!!そのおちゃらけた服装のせいで集中力が削がれる!」
「その程度だったということだろう?人のせいにするな」
「責任転嫁するな!!だいたい目立つだろうが!こっちまで奇異の眼差しで見られるんだぞっ!だいたい何処で調達してきたんだ!?」
「これか?そこら辺の人間に服を買いたいのだが何処か良い店はないのかと尋ねて、その先で買った」
「嘘付けっ!そこらの人間が勧めるわけないだろう!!それとも何か、そんなに特殊な人間だったのか、そいつは」
「確かに特殊だったな。奇妙なTシャツを着ていた」
「・・・何?」
「そう言えば、そこの人間は揃いも揃って皆眼鏡姿だった」
「おい、まさかそこは・・・」
「アキハバラだ」
未だにオタク文化が根付く街「アキハバラ」。
「どうしたルルーシュ、そんなに肩を落として」
「・・・完敗だ。オタクの思考までは、読めなかった・・・」
世界平和を目指す男ルルーシュ。
彼はオタク文化を理解することが出来るのか。
それは遠い未来の話かも知れない・・・。
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