革命
  
(23話の最後の言葉の続き、邪悪な微笑の真意は・・・)







「だから」

俺はブリたニアをぶっ壊す。
理由なんて要らない。
そんな理由で綺麗に順序立ててみたって、俺のやろうとしている事の本質は変わらない。

確かに「きっかけ」はあった。
或いはそれが理由だったのかもしれない。
だがもう、それだけでは留まらない、この目の前の大きな問題が、その「きっかけ」を忘れさせてしまったのかもしれない。

「裏切られた」から「裏切る」。
「殺された」から「殺す」。昔は馬鹿にしていた、でも今となってみれば、俺のやっていることも同じこと。
欲望に忠実な人間の愚かさだ。

スザクは敵になったのだ。
だから敵は殺さなければならい。
単純な回答がやはり俺の中から消えてくれないのだ。

理由なき革命が俺の中で起こるたび、ずっと呟いてきた。
続きの無い接続詞。
今となってはもう、あれは言い訳だったのだ。

だけどもう、そんなのは通用しないから。



「だから」



もう元には戻れない。






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