「ムラムラムーラ、ムーラー・・・メガネをのーせーてー。
 コロンビア。ムラケンズの売られない方、ムラケンこと村田健です」

「コロンビアって・・・悠長に「ドナドナ」かよムラケン。
 ということはおれは売られる方なのか？！」

「いや、君の場合、打たれる方の渋谷じゃないかな」

「はいはいー、どうせおれのリードは甘いですーっ。
 だから万年球拾いだったんですーっ。」

「ところで渋谷、君はいったいいつ結婚するつもり？」

「また唐突だなムラケンは。・・・そりゃまぁ『仕事に生きます』宣言してる
 わけじゃないしな・・・そのうち、するよ」

「またまたー、とぼけちゃって」

「はっ？！」

「君にはあんなにキュートなフィアンセがいるじゃないか。
 ハチミツ好きの○゜ーさんとか。」

「はいっ！？おれの知り合いにクマさんはいねぇよ！
 しかも微妙に伏字かよっ！わけわかんねぇよっ！」

「えぇーっここまで言ってもわかんないのー？
 まったく渋谷はどんかんだなー」

「へいへい。どーせ県立ですよー。学ランコンプレックスですよーっ」

「鈍感な上にひねくれたものだね。
 だからへなちょこって言われるんだよ？」

「・・・っむっ・・・村田っ！なんでそれを・・・！！」

「さーぁ？何でだろうね。それでは次回はムラケン大活躍！な
 長編です。タイトルは『メガネとムのつくへなちょこ伝！』
 お楽しみに！」

「ちょっ！ムラケン！おれはまだ何も納得してねぇかんな！
 だいたいっへなちょこっいうなあぁあぁっ！！」